
こんにちは!「ねこの手」の斉藤です。
前回は「介護認定の区分」や「申請中のサービス利用」についてお話ししましたね。「えっ、結果が出る前でもサービスって使えるの?」と驚かれた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
今回は、さらに一歩踏み込んで、「もし申請結果に納得がいかない結果だったらどうすればいいのか」という、ここだけのリアルな対策までしっかり解説しますね🐾
介護認定はどうやって決まる?「2つの関門」
介護認定の結果は、実は「誰か一人の気分」で決まるわけではありません。大きく分けて2つのステップで、公平に(…と言いつつ、時には実態とズレることもありますが)審査されます。
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コンピューターによる一次判定: 調査員が自宅に来てチェックした74項目の結果を、全国共通のソフトに入力してはじき出します。
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専門家による二次判定(介護認定審査会): 医師や看護師、福祉の専門家たちが、「一次判定の結果」と「主治医の意見書」、「調査員の特記事項」を見ながら、最終的な区分を決定します。
ここで大事なのが、「主治医の先生が、今の生活の苦労を分かってくれているか」と「調査員に、ありのままの姿を見せられたか」の2点なんです。
「思ったより結果が軽かった…」これって介護あるあるなんです
さて、ここからが本題です。 待ちに待った認定結果が届いて、封筒を開けたら… 「えっ、うちのお母さん、こんなに大変なのに『要支援1』なの?」「介護なしじゃ生活できないのに『自立(非該当)』ってどういうこと?」
実はこれ、介護現場では本当によくあるお悩みなんです。
理由はシンプル。 「調査員さんが来た時だけ、本人がシャキッとしてしまうから」。
実際に私は聞いたり、目にした「あるある」エピソードとしては、普段は立ち上がるのも一苦労なのに、調査の日だけすっと立ち上がって、「はい、大丈夫ですよ!」と背筋を伸ばして歩いて見せたり、普段は忘れていることも「わかってますよ」と答えてしまったり…。買い物も料理も全部、娘さんやお嫁さんがやっているのに、調査員の前で「私が全部やっている。私は何でも一人でできると答えてしまったり」
私はまだまだ元気だとアピールしたいのか、あるいは、国の世話にはなりたくないと思っているからなのか?
自分を良く見せようとする人が結構多いんです。
納得いかない時の対処法:「区分変更」VS「不服申し立て」
結果に納得がいかない時、手続きとしては2つの道があります。でも、ここで迷う方が多いんです。
① 不服申し立て(審査請求)
これは、「今回の市役所の判断は、手続きとして間違っているんじゃないか!」と県に訴えるものです。 …正直に申し上げます。私は、これをおすすめすることはほとんどありません。 なぜなら、結果が出るまでに数ヶ月から半年もかかるからです。その間、適切なサービスが受けられないのでは本末転倒ですよね。
後、不服申請=お前の判定はおかしい!と言われるのは、心情的にも良くないかなと思ったり。
② 区分変更申請(私は断然こちら!)
私が現場でいつもご案内するのは、こちらの「区分変更(通称:区変)」です。 これは「今の状態は、通知された区分とは違います。だからもう一度、今すぐ調査し直してください!」という申請です。
「区変」を選ぶメリット:
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スピードが早い: 通常の申請と同じように、約1ヶ月程度で新しい結果が出ます。
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申請した日から使える: 申請書を出したその日から、新しい区分を想定したサービスが暫定で使えます。
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「今」を見てもらえる: 前回の調査で伝えきれなかったこと、その後悪化したことを重点的に伝え直すことができます。
次こそ後悔しないための「ねこの手」アドバイス
もし区分変更をするなら、次こそは実態を正しく伝える必要があります。
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「生活の困りごとメモ」を作っておく: 調査員の正面前で「お母さん、本当はできないでしょ!」と言うと角が立ちます。事前に「実は夜中に何度も起きて徘徊があります」など、困っていることをメモして、こっそり調査員さんに渡しましょう。
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ケアマネジャーを味方につける: 私たちのような専門家に、調査の立ち会いを依頼してください。ご家族が言いづらい「客観的な事実」をプロの目から伝えます。
まとめ:一人で抱え込まずにご相談ください
介護認定は、これからの生活を支える大切な「チケット」のようなものです。 もし結果を見て「これからどうしよう…」と不安になったら、まずは私たち「ねこの手」に声をかけてくださいね。
今の状況が少しでも楽になるように、そしてご本人もご家族も笑顔になれるように、全力でサポートさせていただきます!
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