
「うちはITに詳しくないから、今まで通りFAXでいいよ」 「ケアマネジャーが40件担当してくれたら十分。45件以上なんて無理。」「連携システムと言われても、今までのやり方で十分だよ。」
そんな言葉が通用する時代は、今、この瞬間、完全に終わりました。それはもはや「こだわり」ではなく、自社の利益をドブに捨てる「経営怠慢」でしかないからです。
こんにちは。「ねこの手」代表の斉藤です。 今回は、MBAとエンジニアの視点から、今介護業界に突きつけられている「死活問題」について一石を投じたいと思います。
■ 「事実上の強制」が始まった
国が進める「ケアプランデータ連携システム」。 これまでは「できればやってね」という推奨レベルでしたが、制度改正により、その性質は一変しました。
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居宅介護支援: ケアプランデータ連携を活用しない場合、1人あたりの担当件数が45件を超えると「減算」の対象となります。
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訪問介護・通所介護: 処遇改善加算の要件において、このシステム等の活用による業務効率化が強く求められています。
つまり、「ITをやらない事業所は、売上が下がり、スタッフの給料も上げられない」という仕組みが完成したのです。
これはもはや、国からの「アナログな事業所は退場してください」という退場通告に他なりません。
■ データ連携といっても、どのソフトを選べばいいのか?
データ連携システムの導入と言うと、よく「国保中央会のソフトを入れなきゃいけないの?」と聞かれますが、答えはNOです。
主要な介護ソフト——ワイズマン、カイポケ、ほのぼのなど、シェア上位のソフトはすでに「標準仕様」に対応済みです。今お使いのソフトの中でデータを作り、連携システムという「共通の道路」に流し込むだけ。
■ 主要介護ソフトのシェアと「二極化」の真実
現在、介護ソフト市場は上位3〜4社でかなりのシェアを占めていますが、実は「居宅(ケアマネ)」と「訪問介護(サービス)」で勢力図が異なります。
ソフト名推定シェア特徴と「一石を投じる」視点ワイズマン約15〜20%業界のドン。
病院併設や大規模法人に圧倒的に強い。高機能だがコストも高く、ここが動かないと地域全体のデータ化が進まない。
ほのぼの (NDS)約15%操作性の雄。
福祉用具や老健など幅広く強い。ここもデータ連携には積極的だが、古いバージョンを使い続ける法人が多いのが課題。
カイポケ約10〜15%中小の救世主。
訪問介護や居宅の単独事業所ではシェアNo.1に近い。タブレット貸与などDXの先駆け。ここが連携を「標準搭載」した功績は大きい。
ちなみに「ねこの手」では、居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、訪問看護事業所のすべてでカイポケを使っています。
また、私はカイポケアンバサダーとして、介護事業所の導入支援や相談にものっています。
■ FAX1枚に、あなたはいくら払っているか
しかし、現場を見ていて感じるのは、『ソフト格差』以上に深刻な『経営者の意識格差』です。
いくら現場が、新しいシステムの導入を希望しても、経営者が余計なコストがかかるからと許可を出さなかったり。あるいは、若いスタッフが導入しようといっても、昔からいるメンバーが、慣れたソフトから新しいソフトへの切り替えを拒んだり。
結局、今までのやり方が一番と、電話と紙に依存するだけ。
でも、私から見れば、窯でご飯を炊き、川で洗濯をし、伝書鳩で手紙を送っているようにしか見えません。
そんな風潮が業界全体の生産性を殺しているのです。
いまだにFAXで送られてくる実績を、スタッフが手入力する。 その5分、10分の積み重ねが、月150人の利用者様がいれば、年間で数百時間の「無駄な人件費」になります。
エンジニアとして断言します。「手入力は悪」です。 ミスを誘発し、スタッフを疲弊させ、経営を圧迫する。 「ねこの手」では、居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、訪問看護事業所のすべてでカイポケを使っているので、ケアマネが利用者台帳に入力すれば、他の事業所での入力は不要。
クラウドに保存してあるデータから情報を抽出。それをソフトに貼り付けるだけ。
生年月日や要介護度、被保険者番号が間違って返戻作業に追われるなんて、無駄かつ非生産的な作業は一切ありません。
利用票のデータもデータ連携を導入すれば、当社の社内はもちろん、他社の事業所への送信も、ボタン一つで終わる作業です。
請求業務の時期に、他社からFAXや郵送で送られてくる実績と一生懸命目で突き合わせてチェックする。そんな作業も、同じソフトを使っていれば実績をボタン一つで取り込むことができます。
■ BCP対策のためにもクラウドは必要
例えば災害や家事などので、紙のデータが無くなっても、情報がクラウド上に保管してあれば問題ありません。
完全ペーパレスと生産性の向上をわずかな投資で実現。
その浮いた時間やコストを、職員の給与や福利厚生やお客様サービスに回す。
それこそが、介護事業所の経営者が本来やるべき仕事ではないでしょうか。
■ 結論:経営者よ、ペンを置いてマウスを持て
「このままでは日本が終わってしまう」 私が前回の記事で書いた危機感の正体は、この「生産性の低さ」です。
主要ソフトのシェア争いや、連携システムの不便さに文句を言うのは簡単です。しかし、生き残る経営者は、その不便さを乗り越えて仕組みを構築します。
「ねこの手」では、最新の介護ソフトと連携システムをフル活用し、地域No.1の生産性と待遇を実現します。
もし、自社のソフトが対応しているかわからない、導入方法が不安だという方がいれば、いつでもご相談ください。 日本の介護を、FAXの束から解放しましょう。
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